EXHIBITION

183rd ── 我が心のヴェネチア ──

    第21回 斎藤良夫展

    2017年 10月11日 (水) 〜 10月30日 (月)

 

アドリア海の女王ヴェネチア、画家は若き日よりその地を巡り、ライフワークの一つとして描き続けて来た。そして今、更なる画境を求めて、画家は再び水の古都へと挑む。ヴェネチア・シリーズ第4弾、水の街路に陽の落ちる頃、水面は遥かな空を映し運河は残照にきらめく。欧州を訪ねて60年、斎藤良夫だけが描き得る、我が心

の故郷を。 

 

【DM】 碧い水路 (2017)

     油彩 / 8F

182nd ──  Color Aggressive !  ──

    第11回 栗原一郎展

    2017年 09月13日 (水) 〜 10月02日 (月)

 

ある日絵具箱の底に、古いピンクの絵具を見つけた。使った事のない色だ。でも思い返せば、かつてこの街にはピンクが溢れていた──甦る原色の街、溢れ出る命の花液、目の覚める様な色彩が今、遠い日の記憶を大胆に彩る。福生を生きる画家・栗原一郎の、新たなる挑戦を。

 

【DM】 白い道 (2017)

     油彩 / 6F

181st ── 旅の途中 ──

    第9回 榎並和春展

    2017年 08月16日 (水) 〜 09月04日 (月)

 

古代インドでは、人生の最後を遊行期と呼んだ。人としての役を終えたら旅に出ろという事らしい。元より遊行に生きて来たような私は、生涯が「旅の途中」だ。いつものように暮らして行く、たぶんそれしか出来ない──徹して画家として生きる。榎並和春9回目の成果を。

 

【DM】 路上のチェリスト (2017)

     混成技法 / 6F

180th ── シュレーディンガーの午睡 ──

    第9回 河内良介展

    2017年 07月19日 (水) 〜 08月07日 (月)

 

 20数種の鉛筆を駆使して描き出される、瞠目の細密描写。モノクロームに徹し、鉛筆表現の極限に挑む、驚異のワンダーランドへようこそ。

現在、東京オペラシティ美術館で開催中の収蔵品展においても、数々の名作が出品されている奇才、その自在に展開する異次元の幻想譚を。

 

【DM】 泡箱の修理 (2017)

     鉛筆 / 40.2x31.4cm

179th ── つかの間の化身 ──

    第3回 三木俊博展

    2017年 06月21日 (水) 〜 07月10日 (月)

 

心が肉に変る時/私はあなたの/脈拍の鼓動に寄り添って/応えるために/制作に没頭する──神話や歴史から浮び上がる斬新な異形のフォルム。ブロンズの可能性を拓き、立体の極限に挑む20余点、新たなる形象が再びその姿を顕す。現代彫刻の奇才、2年ぶりの新作展を。 

 

【DM】 フェッラーラの淑女 (2017)

     Bronze : h.200mm / Pedestal : h.68

178th ── On Land ──

    第9回 わたなべゆう展

    2017年 05月24日 (水) 〜 06月12日 (月)

 

干からびた精神の荒野を掘り起こし、耕して魂の種を蒔く。その時、絵筆は鍬であり、絵具は滋養であり、画面は農場であった。やがて豊穣の風が吹き渡る頃、実りは地気を孕んで、大地の精霊を宿す。

4年ぶりの油彩画展、画面の上で内なる農耕に励む、開拓者の新たなる成果を。 

 

【DM】 Collection No.88 (2017)

     Oil on board / 61x54cm

177th ── 瞑想の小宇宙 ──

    第2回 浜口陽三展

    2017年 04月26日 (水) 〜 05月15日 (月)

 

 深い沈黙を湛える時空で、瞑想するかのようにたたずむ静物。ほのかな灯火を宿し、彼らは永遠の小宇宙に息づく。初回展以降、更なる蒐集を依頼して2年余、より一層の充実したメゾチント・コレクションが、今回も一堂に会する。今なおその輝きを失わない、珠玉の名作選を再び。

 

【DM】 びんとレモンと赤い壁 (1983〜89)

     カラー・メゾチント

176th ── ほのかに夢に ──

    第4回 本宮健史展

    2017年 03月29日 (水) 〜 04月17日 (月)

 

沈黙の時空に浮ぶ精神のフォルム。未だ具象に到らざる未知の形態は、いつしか強力な磁波を宙空へ放つ。遥かバルセロナより届く待望の新作群、昨秋高評を得たパリ展からの巡回展として、本邦4年ぶりの個展がいよいよ開催となる。浮薄の時代に警鐘を鳴らしつつ、圧倒的な

存在を湛えて見る者に迫る、求道の画家が拓く現在を。 

 

【DM】 ステュクス (2013)

     板にミクストメディア 38.0x55.0cm

175th ── 神奈備の里から ──

    第14回 中西和展

    2017年 03月01日 (水) 〜 03月20日 (祝)

 

余に問ふ  何の意ぞ碧山に棲むと / 笑って答えず  心自ずから閑なり (李白) ──  山花開くアトリエにて、時に生々と、時に清々と描き出される諸物の魂。答えずとも

絵は何かを語り、そこからは、自ずから閑なる心が響き

出す。幽遠の情趣と寂静の気韻を湛えて、四季彩なす山

房の豊かな日々を詠い上げた、山川草木万象の詩歌を。 

 

【DM】 焚く (2017)

     混合技法 45.0x90.0cm

174th ── 鳥と少女の伝説 ──

    第1回 南桂子展

    2017年 02月01日 (水) 〜 02月20日 (月)

 

 たたずむ少女、異国の鳥、樹々のささやき、昔話の塔、静かな憂いを湛えて滲み出す、清澄な無垢の詩情。銅版画の巨匠・浜口陽三の伴侶として、その生涯は寡黙な活動の内に閉じられたが、残された珠玉の作品群は、新たな再評価を巻き起している。生誕100年を経て鮮やかに今よみがえる、銅版画家・南桂子の終りなき物語を。

 

【DM】 女の子と鳥 (1964)

     エッチング 28.0x29.7cm / ed.100

173rd ── 光うたう国から ──

    第14回 牧野宗則展

    2017年 01月05日 (木) 〜 01月25日 (水)

 

 

彼の視は/風光のおくの生命の輝きを/見事な木版画に表現した/そこでは光こそ色であり/色彩は光そのものであった/自然が秘した佛性を感得して/おもわず礼拝したいほどの/神秘に溢れていた(丸山豊・詩人)──

数ある名作から「光」をテーマとした作品のみを厳選、

牧野木版の根幹を成す、かつてない光の表現を一堂に。

 

【DM】 ふじのくに (2016)

     木版画19版32度摺 / ed.100

172nd ── アドリアに雪花の舞う頃 ──

    第11回 舟山一男展

    2016年 12月05日 (月) 〜 12月25日 (日)

 

はからずもアドリアの海に、音もなく舞い降りた雪は、舟唄にまどろむヴェネチアを、いつか白銀の街へと変えたのでしょう。その時街角の貧しいアルルカンは、想いを寄せるうら若き踊り娘に、ひと時純白の花嫁を夢見たのでしょう。舟山一男11回展、有りと有る哀感を切々と湛えて、今密やかに幕開く冬の夜のカーニヴァルへ。 

 

【DM】 雪降る  ヴェニス1月 (2016) 

     混合技法・板 / 3F

171st ── 思考の抽斗 ──

    第13回 平澤重信展

    2016年 11月09日 (水) 〜 11月28日 (月)

 

遠い記憶の抽斗(ひきだし)を開けて、秋の広場にまき散らしてみよう。どこからか見知らぬ鳥が現れて、そのガラス玉のような欠片をついばむだろうか。割れた欠片からは思考が生れ、それは風に舞う枯葉となって、彼方へ飛び去るのかも知れない。平澤重信13回展、詩人の内に音もなく降り積もった、思考の欠片たちを一堂に。 

 

【DM】 もういいかい (2016) 

     油彩 / 3S

170th ── 全欧州街道 ──

    第20回 斎藤良夫展

    2016年 10月12日 (水) 〜 10月31日 (月)

 

アンダルシアの荒野、グラナダの黄昏、プロヴァンスの

坂道、パリの街路、トスカーナの城砦、ヴェネツィアの

水路……、画家の果てなき旅路には、いつも悠久を湛え

る大地と、郷愁に染まる大空があった。斎藤良夫第20

回展、長年にわたる旅路の集成として、再び新たな気概

で描き下ろされた、欧州巡遊の遥かなる追憶を一同に。

 

【DM】 ルールマラン (2016) 

     油彩 / 20F

169th ── 薔薇燃ゆる ──

    第10回 栗原一郎展

    2016年 09月14日 (水) 〜 10月03日 (月)

 

たぎるが如き情念をはらんで、灰白色にけむる時空の中から有りと有る憂愁がにじみ出す。10年にもわたる闘病を続けてなお、いよいよ自在に乱舞する画家の魂。

栗原一郎10回展、荒ぶる描線の狭間で、鮮烈に香る深紅の灯と共に、力強い命を宿して今、燃ゆる薔薇の秋へ。

 

【DM】 ROSE ROSE ROSE (2016) 

     油彩 / 10F

168th ── ローマン・カモミールの降る午後に ──

    第8回 河内良介展

    2016年 08月17日 (水) 〜 09月05日 (月)

 

とある昼下がり、静かに窓を開け放つと、そこにはモノクロームの異郷が彼方へと広がっている。何処とも知れない草原で繰り広げられる、白昼の軽やかなイリュージョン。一本の鉛筆が紡ぎ出す無限のグラデーションが、見る者を不思議の時空へといざなう。河内良介8回展、今夏も卓絶の細密描写が綾なす、驚異のワンダーランドへようこそ。

 

【DM】 6つのリンゴ (2016) -部分-

     鉛筆 / 15.7x14.6cm ─ 3連作

167th ── どこにでもある ──

    第8回 榎並和春展

    2016年 07月20日 (水) 〜 08月08日 (月)

 

アフリカの人々の絵や意匠に惹かれる。現代は個性的である事を良しとするが、彼らはそれよりも、木や水や風と一体になって、むしろ自分を消す事を考える。「いつでも、どこにでも、誰にでもあるもの」を描きたい。それが私にとっての「いい」ものだと思うからだ。

                     〜 榎並和春

 【DM】 両手でうける (2016)

     ミクストメディア / 6F

 

166th ── Once upon a time ──

    第6回 中佐藤滋展

    2016年 06月22日 (水) 〜 07月11日 (月)

 

その昔、運河の錆び付いた鉄橋を渡り、見知らぬ町へと

足を踏み入れた午後の、消えかけた記憶を思い出そう。

迷路のような小道を分け入って、たどり着いた路地裏の

カフェに、あのやぶ睨みのドラ猫を見つけたら、そこは

もう中佐藤ワールドの只中。ならば会いに行こう、紫煙

の奥で独りもの思う画家に、古ぼけた木の扉を開けて。

 

【DM】 夢の続き (2001)

     アクリル / 10M

 

165th ── Draw and Blow ! ──

    第8回 わたなべゆうドローイング展

    2016年 05月21日 (土) 〜 06月13日 (月)

 

呼吸する描線、温かな和紙の触感、かつてない独自のアクリル表現が拓く、類例なきドローイング・ワールド。同じオリジナリティーでありながら、油彩の重厚なマッスとは一線を画した、軽やかな自在の線描が躍動する。わたなべゆう8回展、斬新にして豊饒のダイナミズムに

満ち溢れた、新たなドローイング・ワークスの魅力を!

 

【DM】 No.654 (2016)

     和紙にアクリル絵具 etc. / 30.2x42.5cm

164th ── YOKOHAMA ──

    第8回 佐々木和展

    2016年 04月20日 (水) 〜 05月13日 (金)

 

 横浜に生まれ、横浜に生きて、横浜に逝く。佐々木和の生涯は、常に横浜と共に在った。時に港を描き、時に里を描き、時に森を描く。その眼はいつも名もなき者達への慈しみに溢れ、新鮮な驚きと喜びに満ちていた。かつて横浜を、このように描いた画家が在ったろうか。初回展より10年、今甦る佐々木和のみずみずしい息吹を。

 

【DM】 弁天橋の灯台 (2009)

     混合技法・板 / 変形10号

163rd L’AME  DES  POETES  ──  詩人の魂

    第2回 藤崎孝敏展

    2016年 03月23日 (水) 〜 04月11日 (月)

 

 今や来し時去りし時/影なき日々の地に落ちて/遥けき鳥の我に似る──画家は自らの詩を絵筆に託して描き続けた。かつてそれは、画布に叩き付けられた魂の飛沫であった。そして今、詩人の魂は仄かな光となって画布に落ちる。個展第2弾、迫り来る絵画の揺るぎなき力を。

 

【DM】 翡翠の刻 (2016)

     油彩 / 8P

162nd ── 春の一会 (いちえ) ──

    第13回 中西和展

    2016年 02月24日 (水) 〜 03月14日 (月)

 

日々の何気ない出会いに注がれる、温かく柔らかなまなざし。好き日を重ねるという事、そして良く生きるという事、一切の大仰を排した質実の画面の中から、その意味が穏やかに悠揚とにじみ出す。山桜を臨む鎌倉の山房

より送り出される、澄み渡る寂静の世界。今年もめぐり

来る春の息吹と共に、出会いがたき貴方だけの一会を。

 

【DM】 雛 (2016)

     混合技法 / 38x60cm

 

161st ── 虹色の月の下で ──

    第7回 風鈴丸展

    2016年 01月30日 (土) 〜 02月15日 (月)

 

 大気が透明な青緑に満ちて、ぼんやりとふくらんだ虹色

の月が昇る時、詩人の夢は静かに溢れ出す。夕まぐれ、少女の髪が七彩にざわめき、樹の枝がゆらゆらと萌え立ち、鳥たちの眼が妖しくきらめいたら、人はみな異界に

遊ぶ懐かしい少年となる。4年ぶりの7回展、今宵はと

きめく不思議を胸に分け入ろう、あの風鈴丸の世界へ。

 

【DM】 今宵もまた、この月の下 (2001)

     木版画8版11度摺 / ed.180

 

160th ── 花の声、樹の響き ──

    第13回 牧野宗則展

    2016年 01月06日 (水) 〜 01月25日 (月)

 

 花は地の星、樹は山の精、牧野芸術の根幹を貫く大自然への讃仰が、夢幻の色彩となって響き渡る。季節を彩る千変万化の花々と、自然の魂を宿す樹々が奏でる、華麗にして奥深い讃歌。 高評の2012年「咲く花と、燃ゆ

る樹と」に続く花樹シリーズ第2弾、天然の精霊達が七

彩のハーモニーを綾なす、あの牧野木版の極致を再び。

 

【DM】 秋桜 (2015)

     木版画13版27度摺 / ed.80

 

159th ── 憂える花に寄せて ──

    第10回 舟山一男展

    2015年 12月05日 (土) 〜 12月25日 (金)

 

誰も居なくなった舞台で、踊り娘は一人沈黙の喝采を浴びる。ふり仰ぐ天幕の下には、危ういロープを渡る若者が一人。ここはサーカス小屋、星降る空の下で哀しい追憶と遥かな憧憬に染められ、今あでやかな花の咲く夜が始まる。待望の10回展、あの憂いに香る調べを再び。 

 

【DM】 華祭り (2015)

     混合技法 / 4F

158th ── さよならのあとで ──

    第12回 平澤重信展

    2015年 11月11日 (水) 〜 11月30日 (月)

 

枯葉色に透き通る日には、哀しみもまた軽やかに舞うだろう。それを見てもの憂げに呟くネコが居たら、そっと耳を澄ませてみたい。きっと、こんな声が聞えて来るだろうか──そうなんだ、サヨナラだけが人生さ…。曇り

空の午後、吹き渡る風が不思議な予感を運んで来たら、

さあ私たちも出かけよう、あの出会いと別れの広場へ。

 

【DM】 NEKOが来る (2015)

     油彩 / 6F

157th ── プロヴァンス・天空の街から ──

    第19回 斎藤良夫展

    2015年 10月14日 (水) 〜 11月02日 (月)


南仏、リュベロン地方。なだらかな丘陵にラベンダーの

草原が広がり、見渡す限りのオリーブと葡萄畑の中に、

小さな集落が点在する。ゴルド、ルシヨン、ボニュー、

高原の斜面に浮かぶ、天空の街々を巡る旅路。幾星霜を

刻む石造りの街並、路地を吹き渡るプロヴァンスの風、

今年も遥かな郷愁に染まる、斎藤良夫の内なる故郷へ。

 

【DM】 坂道の家 〜 ボニュー (2015)

     油彩 / 10F

156th ── 聖女たちの街で ──

    第9回 栗原一郎展

    2015年 09月16日 (水) 〜 10月05日 (月)

 

 

かつて、聖女たちの集った街があった。教会があってカフェがあり、バーの並ぶ路地が時代を作り、刹那の愛が溢れた原色の街。福生に生れ、福生に育ち、フェンスの向うの異国を思い切り吸い込んで、少年はやがて画家となった。栗原一郎9回展、いよいよ自在な描線から、か

き曇るような孤愁の滲む、あの愛しき聖女たちの街へ。

 

【DM】 僧院 (2015)

     油彩 / 6F

155th ── チェシャー猫の時間 ──

    第7回 河内良介展

    2015年 08月19日 (水) 〜 09月07日 (月)

 

果てしない草原で繰り広げられる、白昼のシュルレアリスム。奇想の博物記、アリスの白日夢、カフカの不条理劇、ありとある不可思議をはらんで、異形の小宇宙が軽やかに展開する。20数種の鉛筆を自在に駆使して描き出された、目を見張る細密のモノクローム・ワールド。河内良介7回展、真夏の午後は静かなる驚異の部屋へ。

 

【DM】COLLECTION CASE  (2015)

    鉛筆 / 28x30cm

154th ── あるがままに ──

    第7回 榎並和春展

    2015年 07月22日 (水) 〜 08月10日 (月)


「あそぶ」というのは忘我の境地を言うらしい。何かに没頭している時など、確かに一瞬何者でもない空白の時がある。その一瞬に世界は凝縮しているのだろう。私にとって絵を描くとは、それに触れるための道具だと思う──日常に真理を見る。思索する画家の更なる境地へ。


【DM】古い手紙 (2015)

    混合技法 / 4F

153rd ── 彼方からの鼓動 ──

    第2回 三木俊博展

    2015年 06月24日 (水) 〜 07月13日 (月)

 

 神秘のヴェールの中から、精神の原像が浮かび上がる。それは遥かな神話と往古の歴史より、茫漠と生れいずるフォルムだろうか。高評の初回展より一年、更なる進化を遂げる独創のブロンズ彫刻。聖と愛の狭間で、みなぎる想いにたたずむ青銅の浪漫、三木俊博の世界を再び。

 

【DM】とまどひ (2015)

    Bronze : h.240 / Pedestal : ∅100xh.25

152nd ── The Box Collections ──

    第7回 わたなべゆう展

    2015年 05月27日 (水) 〜 06月15日 (月)

 

捕えられた大地の精霊達。小さな木箱の中で、ユニークな生物の数々が、奇態に蠢動する。画一的な表現ばかりが散見される中で、ついに待望の幕を開ける、真のオリジナリティーを放つ、類例なきボックスアートの世界。

わたなべゆう7回展、荒ぶる原初の息吹を秘めて、目覚めた精霊達の繰り出す、豊饒なる大地の宴へようこそ。

 

【DM】Box Collection S-43 (2015)

    板にアクリル絵具 (バルサ材・布・砂 etc.)

    26.0x25.5x4.0cm

151th ── 通り過ぎる風景 ──

    第5回 新井知生展

    2015年 04月29日 (水) 〜 05月18日 (月)

 

人はただその場、その時を生きているのではなく、記憶

により重層的な時空を生きている。人と世界の関わり方

のそんな曖昧さ、不確かさの感覚を表現したい──明滅

する記憶との交信、そして自己と外界との交感を通し、

柔らかな抽象時空に展開される、未知からの不可思議なメッセージ。4年ぶりに扉を開く、新井知生の宇宙へ。

 

【DM】通り過ぎる風景 N0.6 (2015)

    アクリル / 42x42cm

150th ── 富嶽巡礼 ──

    第Ⅰ2回 牧野宗則展

    (画廊企画展・通算開催150回記念)

    2015年 04月01日 (水) 〜 04月20日 (月)

 

富士を描いて50年、伝統木版の新しい可能性を拓き、

未踏の版表現に挑み続ける牧野宗則の歩みは、常に仰ぎ見る富士と共にあった。かの北斎・広重が全霊を傾け、伝統木版の象徴となった富士を、新たな表現で甦らせた

20余点。2011年「新・富嶽二十四景」に続いての

シリーズ第2弾、再びその全貌を見せる現代の富嶽を。

 

【DM】天地有情 (2014)

    木版画35版53摺 / ed.100

149th ── 風立ちぬ ──

    第1回 藤崎孝敏展

    2015年 03月04日 (水) 〜 03月23日 (月)


 深い絶望の谷を渡り、荒れ果てた虚無の原野に立つ時、

人はそこに一陣の風を聞く──いざ、生きめやも。長い

旅路の中で、画家は何度この声を聞いただろう。浮薄に

澱む現代に対し、真っ向から肺腑を衝き、胸をえぐり、

血潮を呼び覚ます絵画。渡仏して30年、放浪の無頼派

が冬のブルターニュから贈る、ほとばしる魂の叫びを。

 

【DM】聖セネンの丘 (2013)

    油彩 / 12F

148th ── きさらぎの頃 ──

    第12回 中西和展

    2015年 02月04日 (水) 〜 02月23日 (月)

 

穏やかに澄み渡る時空の中に、見慣れた草木が静かに置かれた時、それは奥深い気韻をしんしんと放つ、かけがえのない命となる。身近な野菜や果実をモチーフに、清らかな寂静の境地を描き出す、中西和の世界。一足早い春の息吹と共に、質実の光に満ちたあの魂の在りかへ。

 

【DM】枯鬼灯 (2015)

    混合技法 / 26x18cm

147th ── 永遠のメゾチント ──

    第1回 浜口陽三展 (画廊開設12周年記念)

    2015年 01月07日 (水)〜 01月26日 (月)

 

深い静謐の時空に浮遊する、物言わぬ命達。濃密な沈黙を湛える小宇宙に、言葉なき瞑想が響く。初期の稀少作から世に知れた代表作まで、銅版画の名匠・浜口陽三の画業を選び抜いた名品で綴る。今12周年の感謝を込めて、出会い難き国際的大家の、貴重な名作群を一堂に。

 

【DM】22のさくらんぼ (1988)

    カラーメゾチント / 55x24cm

146th ── 讃美歌の流れる夜に ──

    第9回 舟山一男展

    2014年 12月04日 (木) 〜 12月24日 (水)


星欄干と降りしきる空の下、何処からか高く低く、少年達の聖歌が流れて来る。冬の夜も更ける頃、誰知らぬ小さな町の隅に、ささやかな奇蹟は音もなく灯るだろう。舟山一男第9回展、寡黙に佇む遠い日の少年と共に、いつか私達もあの聖なる調べを、静かに歌い始める夜へ。


【DM】讃美歌が流れる夜 (2014)

    混合技法 / SM

145th ── 11月の広場で ──

    第11回 平澤重信展

    2014年 11月05日 (水) 〜 11月24日 (祝)


緑にかげる空の下で、枯葉に舞う想いを見ていた。遠い日の透き通る哀しみが、見捨てられたブランコを揺らしている。11月の風がいつかの想いを乗せて、誰もいない広場を吹き渡る時、どこかに置き忘れた詩は軽やかに立ち上がるだろう。平澤重信11度目の秋へようこそ。


【DM】しあわせのわけまえ (2001〜2014)

    油彩 / 8F

144th Venezia (ヴェネツィア)

    ── 追憶のバルカローラ ──

    第18回 斎藤良夫展

    2014年 10月04日 (土) 〜 10月24日 (金)


アドリア海の古都、水の街路が入組む迷宮。一筋の夕照

が仄暗い運河に落ちて、ゴンドラの舟歌 (バルカローラ)

が何処からか流れる。2008年「ヴェネチア紀行」、09

年「水の街路をゆく」に続く、3度目の魅惑溢れるシリ

ーズ。5年ぶりによみがえる斎藤良夫のヴェネツィア、

いよいよ深い郷愁に染まる、あの光と水の調べを再び。


【DM】ヴェネツィア (2014)

    油彩 / 20

143rd SAUDADE (サウダーデ) ── 孤愁 ──

    第8回 栗原一郎展

    2014年 09月03日 (水) 〜 09月24日 (水)

 

見せかけだけの美しさが蔓延し、浮薄な明るさに全てが

晒される現代において、拭おうにも拭えない翳りをまと

い、濃厚な「生きる」匂いを湛えて、孤愁の只中に物思

う女たち。血の通った「人間」を描く稀有の存在として、

いよいよ自在な境地を拓く、画家・栗原一郎の世界を。 

 

【DM】まどろむ (2014)

    油彩 / 6P

142nd ── 不条理の劇場は、真夏の午後に開く ──

    第6回 河内良介展

    2014年 08月02日 (土) 〜 08月22日 (金)

 

20種にも及ぶ鉛筆を駆使して、目を見張るような細密

画法で描き出される、驚異のモノクローム・ワールド。

純白から漆黒へと到る無限のグラデーションの中から、

斬新なイマジネーションに満ち溢れた、魅惑の小宇宙が

浮び上がる。鉛筆画の異才・河内良介、昼下がりはその

軽やかな不条理が香り立つ、不可思議の劇場へどうぞ。

 

【DM】日曜日はお祭りさわぎ  -部分- (2014)

    鉛筆 / 42.0x107.0cm

141st ── ヴェールの向こう ──

    第1回 三木俊博展

    2014年 07月02日 (水) 〜 07月21日 (月)

 

 

精神の量塊から、茫漠と浮び上がるフォルム。

それはいつしか神話や聖典の時空をまとい、古代の幻想

から甦る。現代彫刻の奇才・三木俊博。

卓越のブロンズ技法を武器に、特異な立体表現に挑む。

当店初公開、その魅惑の小宇宙を一堂に。

 

【DM】シスターの私服

    Bronze / 32x10x13cm

140th ★★ 男たちのラプソディー ★★

    第5回 中佐藤滋展

    2014年 06月04日(水) 〜 06月23日(月)

 

うら寂れた路地を曲がると、忘れられたようなカフェが

在って、錆び付いたドアを開けると、侘しげなランプが

揺れている。店の片隅にはやぶにらみのどら猫が居て、

テーブルでは怪しげな紳士達が、紫煙をくゆらせている

だろう。レトロに香るファンタジア、クールに漂うノス

タルジア、2年ぶりに幕を開ける、中佐藤滋の世界を。

 

【DM】ワルトモ (猫)

    アクリル・コラージュ / 6F (2014)

139th ── いったりきたり ──

    第6回 榎並和春展

    2014年 05月03日 (土) 〜 05月23日 (金)

 

絵の中に隠れている自分、それを探しに行くのが私の仕

事だと思う。心のあちらこちらを、行ったり来たりしな

がら──布地を貼り、幾重にも絵具を重ね、いつ果てる

とも知れない作業の中から、精神のフォルムが浮び上が

る。内なる放浪から生れ出た、もの想う現代のイコンを。

 

【DM】男と女 (2014)

    混合技法 / F6

138th ── Paper & Acryl works ──

    第6回 わたなべゆう展

    2014年 04月02日 (水) 〜 04月21日 (月)

 

温かに染まる古紙の上で、縦横に踊る原初のフォルム。

今回はあの独創的なドローイング作品に加え、当店では

初めてのシリーズとして、アクリル板を併用したユニー

クな新作も登場する。常に新たな地平を拓き続ける、稀

代の個性派・わたなべゆうの世界。3年ぶりに贈る待望

のドローイング展、自在に躍動する卓絶のワークスを!

 

【DM】No.729 (2014)

    和紙にアクリル絵具・アクリル板にインク /

    30.2×30.2cm

137th ── 諸行拝礼 ──

    第11回 中西和展

    2014年 03月01日 (土) 〜 03月21日 (金)

 

 私にとって「美」とは、創造などという前に「気付く」

ものであり、私の仕事は気付くごとに「ハイ」とうなず

き、一礼して来たようなものにすぎない。──日々のあ

らゆる「もの」に注がれる、柔らかな敬仰のまなざし。

澄み渡る時空より響き到る、清らかな質実の気韻。移り

ゆく四季を舞台に描かれた、曇りなきこの世の浄土を。

 

【DM】麦 (2014)

    混合技法 / 45.0×90.0cm

136th ── 異国の街に星の降る ──

    第6回 安元亮祐展

    2014年 02月01日 (土) 〜 02月21日 (金)

 

見知らぬ異郷にゆるゆると月が昇り、何処からともなく

さわさわと蒼い風が吹く時、いつしか人は不思議の街に

迷い込んで、夢の路地裏で遊んでいる。アクリル絵具を

自在に駆使して、詩情あふれる幻想の風景を、密やかに

豊かに描き出す奇才、安元亮祐の世界。3年ぶりに贈る

第6回展、更なる進化を見せる、音なき詩人の調べを。

 

【DM】夜間の語らい (2012)

    アクリル・コラージュ / 22.1×48.8cm

135th ── 山水黎明 ──

    第11回 牧野宗則展

    2014年 01月04日 (土) 〜 01月24日 (金)

 

山の音、水の響き、奥深い自然の声を聞き、秘められた

命の輝きを描く。驚異の多色刷りが織り成す、未曾有の

木版芸術、「富嶽」「花樹」「海景」に続いて、テーマ

別企画の掉尾を飾る第4弾は、燦爛たる光彩の豊かに綾

なす「山水」のシリーズを。旧態依然の邦画を打ち破る

瞠目の版表現が、今、新たなる山水の夜明けを告げる。

 

【DM】妙なる響き (2000)

    木版画21版30度摺 / ed.160

134th ── 星夜の憂愁 ──

    第8回 舟山一男展

    2013年 12月4日 (水) 〜 12月23日 (月)

 

 

荒野に月のかかる頃、サーカス村に温かな光が灯り、出

を待つ道化師は、かなわぬ恋に憂う。やがて星降る天幕

の下、異郷の調べに乗せて、哀しきパントマイムが、密

やかに始まるだろう。2年ぶりの8回展、有りと有る哀

歓をはらんで、舟山一男の世界が、再びその幕を開ける。

 

【DM】アルルカンの肖像 (2009〜2013)

    混合技法 / 4F

133rd  ── 帰り道をおしえて ──

     第10回 平澤重信展

     2013年 11月2日 (土) 〜 11月22日 (金)

 

日々に迷い、何か大切なものを見失い、どこに居るのか

も分らなくなった時、人は道を探し始める。いつの間に

遠く離れてしまったけれど、今もどこかにある懐かしい

場所への道を。遂に10回展を迎えた平澤重信の世界、

ここにはきっと、その帰り道がある。枯葉舞う秋の風の

中を、軽やかに昨日へと伸びる、あの密やかな小径が。

 

【DM】帰り道をおしえて (2013)

    油彩 / 3S

132nd  Mallorca(マジョルカ)

     ── 地中海の古都から ──

    第17回 斎藤良夫展

    2013年 10月21日 (水) 〜 10月21日 (月)

 

地中海に長い歴史を刻む島、カテドラルのある古都、斎

藤良夫の欧州を巡る旅路は、今春初めてマジョルカへと

及んだ。歳月に風化された石壁、光と影の綾なす路地、

天涯の海に浮ぶ古い島に、画家は魂の故郷を見出す。第

17回展、いよいよ自在に冴え渡る筆致から、遥かな画

業の軌跡を滲ませつつ、新たな境地がその幕を開ける。

 

【DM】円塔のある館 (2013)

    油彩 / 20F

131st  days  to  remember

    ── 思い出す日々 ──

    第7回 栗原一郎展    

    2013年 9月4日 (水) 〜 9月23日 (月)

 

 

過ぎゆく日々のかけらを、愛おしむように、慈しむよう

に描き出す眼差し。時に豪快に、時に繊細に躍動する描

線、一切の夾雑を削ぎ落した、簡素にして斬新な画風、

独特の灰白色に翳る背景、今年もあの独創的な世界が、

憂愁の秋風と共に会する。人物から静物・風景まで、あ

らゆるモチーフを自在に描き上げた、待望の7回展を。

 

【DM】残されたもの (2103)

    油彩 / 6P

130th ── たたずむ言葉 ──

    第1回 舟越桂展

    2013年 8月3日 (土) 〜 8月23日 (金)

 

沈黙の時空の中から、しんしんと何かを語りかける眼差

し。耳を澄ませば静かな相貌の陰から、不可思議な物語

が滲み出す。銅版・石版・木版、あらゆる技法を駆使し

て創られた、革新の版表現。現代彫刻の奇才が挑み続け

る、もう一つのライフワーク、「版画」の世界を一堂に。

 

【DM】生きものの話 (1994)

    リトグラフ / 76x57cm  ed.30

129th ──  Daydream  Travelers  ──

    第5回 河内良介展

    2013年 7月3日 (水) 〜 7月22日 (月)

 

遥かな草原を舞台に、軽やかに展開する不条理劇。白日

夢の旅人達は、見知らぬ異郷で、不思議なパントマイム

を演じる。人や動物、乗物に建物、怪しげな器械や装置

類、ユニークなキャラクターが自在に織り成す、奇想天

外の小宇宙。鉛筆画の奇才・河内良介、5回展を迎えて

いよいよ冴え渡る、驚異のモノクローム・ワールドへ。

 

【DM】ノベルティー号 (2013)

    鉛筆 / 33x34cm

128th ── どこか遠く ──

    第5回 榎並和春展

    2013年 6月1日 (土) 〜 6月21日 (金)

 

なぜか、放浪の民に共感を覚える。いつまでも漂う身の

まま、答えのない問いを追いかけていたい。そんな思い

が、彼らへの共感になるのだろうか──ここではないど

こかを想う時、画家はまた天涯へと旅立つ。第5回展、

今年も精神の旅路から湧き出す、あの内なる異境の地へ。

 

【DM】説法 (2013)

    混合技法 / F4


127th ── 今、風に向かって ──

    第7回 佐々木和展

    2013年 5月4日 (土) 〜 5月24日 (金)

 

初回展より7年の歳月が流れ、画家逝きてのち3年半の

月日が過ぎた。その間、様々な事が起きては往き去った

けれど、変わらず人は日々を生き続ける。画家の愛した

谷戸には、今日も風が吹き渡っているだろうか。今、温

かな再生の息吹を秘めて、画家最後の絶唱がよみがえる。

 

【DM】風に向かって (2009)

    混合技法 / 85x47cm

 

126th ── 闇にまよひて ──

    第3回 本宮健史展

    2013年 3月30日(土) 〜 4月22日(月)

 

「出口」や「明り」を探すのではない、手探りでもいい

から、闇の中を歩き往く事、それが自分に課せられた、

生き方なのかも知れない──神なき時代の中を、魂のあ

りかを求めて歩む、内省と瞑想の絵画。3年の時を経て、

 遥かバルセロナより届く、異才・本宮健史の「今」を。

 

【DM】多く持ちたがる人たち (2013)

    Mixed media / 55x38cm


 

125th ── 遅き日に ──

    第10回 中西和展

    2013年 3月6日(水) 〜 3月25日(月)

 

どう描くべきか──という問いを離れ、描きたいものを

描きたい風に、坦々と描き続ける。何気ない日常を飾る

「もの」達が、画家の眼を通して静かにすくい上げられ

た時、そこには言い難い確かな「魂」が宿る。四季をめ

ぐる風物から滲み出す、曇りなき明鏡止水の境地。今春

に10回展を迎えて、いよいよ澄み渡る寂静の世界を。

 

【DM】初音 (2013) -部分-

    混合技法 / 40x90cm


 

124th ── In the earth beat ──

    第5回 わたなべゆう展

    2013年 2月6日(水) 〜 2月25日(月)

 

精神の荒野を掘り起こし、画家は一粒の種を蒔く。やが

てそれは長い時を経て、いつか無数の果実を実らせ、生

命の謳歌を奏でる。土の匂い、原初の息吹、大地の鼓動

…、2年ぶりに満を持して贈る、待望の5回展。わたな

べゆうの内なる沃野に、今年もあの豊饒の風が吹き渡る。

 

【DM】collection No.138 (2013)

    板に油彩 / 85.0x52.5cm



 

123rd ── 天海光響 ──

    第10回 牧野宗則展

    2013年 1月5日(土) 〜 1月25日(金)

 

月下の海、干潟に浮ぶ澪(みお)、悠久のしじまを湛え

る水面に、いま天の光が降りる。牧野木版を世に知らし

めた有明の連作を始め、前人未踏の版表現を展開した、

「海」と「水」のシリーズを一堂に。牧野宗則だけが成

し得た木版芸術の極致、水と光が織り成す神秘の響宴を。

 

【DM】慈照 (2012)

    木版画17版27度摺

 

122nd ── ヴィーナス再臨 ──

    第4回 池田満寿夫展

    2012年 12月8日(土) 〜 12月28日(金)

 

MoMAにて日本人初の個展を開催し、ヴェネチア・ビ

エンナーレではグランプリを受賞、あらゆる版画技法を

駆使して時代を先導し、破壊と挑戦を絶えず繰り返しな

がら、63年の生を疾走した男。今、沈滞のアートシー

ンにあえて放つ、天才・池田満寿夫の華麗なる女神達を。

 

【DM】陽光のように (1981)

    ドライポイント・アクアチント・ソフトグラン

    ドエッチング / 36.5x29.8cm

121st ── その行き先 ──

    第9回 平澤重信展

    2012年 11月7日(水) 〜 11月26日(月)

 

あの路地を曲がったその先に、未知への窓は開かれてい

るのかも知れない。秋風に舞う枯葉の行き先は、きっと

見知らぬ町へとつながっている。密やかに広がる詩的時

空の中で、軽やかに遊ぶ哀しみのかけら達。今年もあの

懐かしい世界へ分け入ろう、11月の午後の扉を開けて。

 

【DM】あしたの約束(2012)

    油彩 / M6号

120th Toscana(トスカーナ)

     ─ 風の立つ町より ─

    第16回 斎藤良夫展 (画廊開設10周年記念)

    2012年 10月10日 (水) 〜 10月29日 (月)

 

山の斜面をおおう城砦の町には、いつも風が吹き渡って

いた。トスカーナの山あいに散在する、いにしえの町の

路地に、画家は長い人の営みを、静かに幾重にも刻む。

斎藤良夫第16回展、魂の故郷を求めて、遥かな天涯を

巡る果てのない旅路を、全点油彩による新作で。今秋も

限りない郷愁を湛え、新たな境地がその全貌を見せる。

 

【DM】カスティリオーネ 〜 門のある家(2012)

    油彩 / F15号